人材が育つ人事評価制度とは?

2024.07.12

社員が本来持っている能力を引き出せば組織力は強くなる

評価プロセスで人材を育てる

評価プロセスで人材を育てる、というようなことはなかなか聞くことがないかもしれません。しかし実際には、仁左次評価制度は人材を育てることに繋がります。

なぜ、人事評価制度は人材を成長させることができる仕組みなのでしょうか。

それは、人事評価制度を通じて人材の成長を継続的に支援していくからです。

評価制度は単に「評価結果を伝えて終わり」ではなく、「評価」「課題の明確化」「育成面談」「目標設定」「進捗管理」、そしてまた「評価」へというプロセスを永遠に繰り返していくのです。

このプロセスがきちんと継続できていれば、人材が成長するはずです。なぜなら、評価で部下の現状を明確にして、課題を抽出する。その課題について「育成面談」で「目標設定」し、次の評価までの間に「進捗管理」を行ないながら、確認、改善を行なっていくわけです。これが正しく行なわれていれば、目標の達成と本人の成長につながるはずです。

そういう意味で、人事評価制度は継続的かつ自動的に人材を成長させていく教育の仕組みであり、結果として、組織を自動成長させていくエンジンとなるのです。

社員の潜在能力を引き出す仕組み

中小企業は、今いる社員が持っている力を発揮しきれていない場合が実に多いです。

個々の社員が能力をフルに発揮しきれていない。結果として、会社としての組織力も強くなりません。本当は社員はもっともっと優秀なのに活かしきれていない。活かしきれれば、会社としてのパワーも相当あるはずなのに、と残念なことが多いです。

これには、さまざまな原因が考えられます。「上司が頼りない」「会社の制度に納得できない」「社長の考え方がわからない」「会社がこの先どうなるかがはっきりしない」「同僚とうまくやっていけない」⋯⋯等々。

『残り97%の脳の使い方』という本も出版されていましたが、人間の能力は、90%上は潜在能力として眠っており、使いきれていないというのが通説です。

人事評価制度はこの潜在能力、発揮されていない、本来その人が持っている能力を引き出すことができるのです。

なぜなら、能力の顕在化を阻害する障壁を取り除くことができるからです。評価や育成面談、その他のコミュニケーションの場を通じて、本人が能力を発揮できていない原因が明らかになってきます。その社員一人ひとりの原因に対処していくことで、障壁を一つひとつ取り払っていくのです。

人材が魅力的な組織をつくる

「ヒト」への投資が利益を生み出す

「中小企業の成長を阻害する3つの要因」で「ヒト・モノ・カネの順番で」というお話をしました。では、「ヒト」への投資を優先させることが会社にどのような利益をもたらすのでしょうか。

人材投資をすることで社員のモチベーションをアップさせます。同時に、評価制度を通じた人材育成で社員が成長します。モチベーションが上がり、社員が成長することによって、顧客や取引先により質の高いサービスや付加価値を提供することができるようになります。

結果として、取引先は優先的に有用な情報を持ってきてくれるようになるでしょう。顧客の満足度は向上し、これが売上、利益となって還ってきます。サービスレベルが上がることで、顧客や取引先のレベルも上がって、さらに高い収益を会社にもたらすでしょう。

人材への投資がまさに理想的な企業の発展活動につながることが理解できると思います。最終的に企業全体の付加価値を増大させていくことができるのです。

「モテモテ会社」を目指す

企業全体の付加価値が高まった会社はどうなるか。

不思議なことですが、業績好調で成長している会社は、会社自体にオーラがあります。人間にもオーラがあるように。その会社のフロアに入ったときに、ホームページを見たときに、社員と会話したときに、なぜかその活気ある雰囲気が伝わってくるのです。「元気」とかそういうひと言では言い表わせない何かが、「この会社は輝いている」と感じるのです。

この不思議なオーラが周りを惹きつけます。

さらに優秀な人材が集まり、顧客が向こうから声をかけてくれるようになり、もっと有利な条件で取引先と付き合えるようになってくるのです。

「あなたの会社と付き合いたい」と周りから言ってくれる状態です。「私と付き合ってください」と、相手から申し込んできてくれるようになるのです。

実は人事評価制度を中心とした人材投資で、このような地域の圧倒的な「モテモテ会社」が次々と誕生しているのも事実です。

魅力的な「ヒト」を育てるための人事評価システムの構築なら「HRvis」をご検討ください

「既存の人事評価システムがうまく機能していない」

「既存の評価システムでは、自社の体制に合わせた職種や役職を設定できない」

 

このようなお悩みをお持ちの方には、「HRvis」がおすすめです!

「HRvis」は、人事のプロである社会保険労務士と、システムのプロが共同開発した、クラウド型タレントマネジメント人事評価システムです。HRvisの等級設定機能は等級の名称や定義の設定を可能としており、等級制度の管理ができます。

また、職類ごとに等級の設定ができるため、複数の職類(一般職、総合職、専門職、管理職など)がある人事制度にも対応しており、近年増加傾向にある複線型の人事制度にも対応できます。

 

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ロイヤル総合研究所

人事コンサルティングチーム